「TRPGやりたいけどルルブ高い＞＜」「ダークファンタジーがやりたいけどなんかいいシステムない？」そんな貴方にお勧めしたいTRPGシステムを紹介します。
　その名も「DECADANCE RPG」。「プルガトリウム」という地にある腐敗した巨大宗教国家「カヴェル教国」で貴族や聖職者等の横暴に人々が憤り絶望を味わう中、PCは魔術を行使できる「魔女」、力ある存在として社会の闇を暗躍します。しかし魔女は教団に見つかれば魔女狩りの通報を受けます。その為PCはその正体を隠しながら生き延びる必要があるのです。
　力を持つ魔女ですが、そんな彼らにも義務があります。それは魔女の上位存在である「黒山羊」から課せられる使命に従うこと。内容は様々で、それは黒山羊自身の勢力を拡大するための布石かもしれないし、単なる気まぐれかもしれませんが。wikiのログでは「ウニ食わせろ！」なんていうのもありました
　そんなこんなで黒山羊というブラック企業の上司からの無茶振り使命を果たすためにPCが奮闘するというのが基本構成となっています。
　七つの大罪がモチーフになっているのでそういうのが好きな方にもおすすめ。
　ルールが無料で公開されている（R-15注意）のでお財布にも優しいですね。
　サンプルシナリオはいつか他の方が回すらしいので見ていないのですが楽しみにしています。

　そんな私が初めてデカダンスRPGをプレイした時の思い出。「人間関係チャート」という他のキャラクターへの印象をダイスで任意に決められるという大惨事表を振ったのですが同行PC（※同性）に対しての印象が「慕情」だったということがありました。慕情を叩きだした彼（※男性PC。このシステムでは男性でも魔女と呼ばれる。GM,PL全員BLに抵抗ないどころか好きな方だったので）の設定が「上に立つものとしての傲慢さとノブレス・オブリージュを併せ持った青年」だったのですがそこに「一途すぎて愛が重い」が追加されたとか。同性愛の禁止という設定が存在するということはつまりメタ視点では同性愛の存在が想定されているということでもあるわけですよそういった想定はルールブックの端々から読み取れますね。もちろん百合もできます。
　最近ちょくちょくルールの更新、誤字脱字の修正などサポートが入ってます。